ノンアルコールジン「LOG GIN」

 

LOGを通じてやりたいことの一つに、僕達が楽しいと思ったコト、良いと思ったモノを皆さんと共有したいという思いがあります。

では、どうすればその素晴らしさや楽しさを共有できるのか?

SNSは手軽に情報発信もできるし、皆さんも時間をかけずに見ることができますよね。

でも、あの字数と写真だけでは伝えられないことがたくさんあるんです。

手間がかかったとしても、SNSでは伝えきれない素晴らしさや面白さを伝えたいという思いから、僕たちは自分達自身でジャーナルという形で情報を発信することにしました。

SNSとジャーナルをうまく組み合わせれば、きっと僕達の思いが伝わるはず。

プロのライターでもない僕達にとってもチャレンジではありますが、僕達なりの目線でジャーナルを書いていくので、あたたかく見守ってください!

 

LOG GIN

 

というわけで、今回はLOGブランドとして展開する記念すべき一発目。

”LOG-GIN”のジャーナルです。

 

皆さん、キャンプ場で何を飲みますか?

設営後にプシュッとやる人、肉を焼きながらワインを飲む人、焚き火をしながらウィスキーを飲む人。

非日常的な空間で飲むお酒は格別! ですよね? 多分。。

そう、実はお酒飲めないから分からないんです。。驚くことに僕達4人ともお酒を飲まない。だからキャンプに行っても乾杯しない。なんなら、毎回食後のスイーツが楽しみなくらい(笑)

そんな僕達の悩みは飲み物問題。コーヒーをがぶ飲みする訳にもいかず、毎回コンビニでソフトドリンクを購入。素晴らしい景色を目の前に、非日常的な空間でソフトドリンクを飲む。

お気に入りの小物と、奮発した食材で作ったご馳走と一緒に並ぶペットボトル。

いや、ペットボトルは悪くない。でも欲しいのはペットボトルのソフトドリンクじゃない。。

 

 LOG GIN

そんな時出会ったノンアルコールジンという飲み物。

そうそう、キャンプで飲みたかったのはこれ!瓶の蓋を開けると、新鮮な空気と共に豊かな香りが広がる。これまで用のなかったグラスに氷を入れてノンアルコールジンとトニックを注ぐ。そして乾杯!

海外のノンアルコールジンを含め色々飲んでみると、少しずつ分かってきたのが、味と香りの違い。調べてみるとノンアルコールジンといっても、製法は色々で、蒸留酒からアルコールを除くことでノンアルコールとしているため微妙にアルコールが含まれているものや、保存料や添加剤が含まれているものがあったり。

こういったノンアルコールジンは、どちらかというと人工的な感じがして、個人的な感覚だとペットボトルに入ったソフトドリンクと同じ印象。

何度も言いますがソフトドリンクは好きだし悪くないので誤解なく。

 

お酒も奥が深そうだけど、どうやらノンアルコールジンも奥が深そうだ。

そんなことを考えていた時に見つけたノンアルコールジン”NEMA”。飲んでみて驚いたのはその香り。バラの香りとジュニパーベリーやラベンダーなどのボタニカルな香りが広がるジン。

こんなジン飲んだことない。

心が落ち着いて、なんだか心と体まで健康になった気がする。

キャンプで飲むなら、このノンアルコールジンがいい!そんな直感から今回の企画が始まりました。

僕達がやりたかったことは、キャンプという非日常的な空間で”NEMA”というノンアルコールジンを飲む楽しみを知ってもらうこと。

そのために僕達なりの解釈を加えて皆さんに提案したい。そんなワガママなお願いは果たして実現するのか?

 

LOG GIN

”NEMA”は2018年に販売開始された日本初のノンアルコールジンで、そのレシピを作ったのはCocktail Bar Nemanja の北條さん。

”NEMA”が発売されたのが2018年。そこから遡ること4年。なんと2014年から”NEMA”の構想は始まっていたそうです。今から7年前!?そんな時代にノンアルコールジンなんてなかったんじゃないでしょうか?

では、そんな時代に何故ノンアルコールジンを作ろうと思ったのか?

ある日、日本アロマセラピー学会の講演に呼ばれ、そこで知った芳香蒸留水の製法がジンの製法に近いんじゃないかと思ったことがきっかけとおっしゃっていましたが、ふとしたことからヒントを得て、世の中にないモノを生み出すべくチャレンジをする、なかなかできることではありません。

お話を聞くと、なんと北條さんは日本にフレア バーテンディングを広めた先駆者と聞いて納得。きっと、新しいことにチャレンジし続けてきた北條さんだからこそ、”NEMA”を生み出すことができたんだと思います。

個人的にもう一つ驚いたのは、”NEMA”の開発に4年の歳月を費やしている点。味や香りはもちろん、心や体に与える影響も考えながらボタニカルの調合を行い、無添加、保存料ゼロでノンアルコールジンを作る。商業規模を追う酒造メーカーでは絶対にできない開発ですよね。

もちろん前例のないチャレンジに応えてくれる蒸留所がなかったのも容易に想像できます。

 

LOG GIN 

そんな時知ったのが、八ヶ岳山麓で無農薬のバラを栽培し、独自の蒸留法でローズウォーターを生産しているアサオカローズの浅岡さん。

その製法は大量生産とは無縁な完全手作業。八ヶ岳から湧き出る軟水を汲み、蒸留温度や時間に気を使いながら、薔薇の香りを含んだ水滴を一滴一滴集める気の遠くなるような作業で、一本一本を手作りしています。

大量生産を前提とせず、妥協を許さないこだわりのモノ作り。そんなモノ作りへの姿勢と、八ヶ岳山麓の素晴らしい自然が生み出すローズウォーターは、美容や健康によい化粧水や飲料水として使われていると聞いて納得。

 

そんな浅岡さんの元を北條さんが訪れ、実際に蒸留を体験し、ノンアルコールジンの蒸留をお願いしたことで、”NEMA”というブランドが誕生したそうです。

 

これら”NEMA”が生み出された背景は、僕達も後から知ったのですが、”大量生産ではなくこだわりのあるモノ作りと、世の中にないモノを生み出すためのチャレンジ” そんな”NEMA” の誕生にまつわる背景は、僕達のモノ作りに通じるところがあった訳です。

そして、外せないのが八ヶ岳山麓の大自然。NEMAにとっても僕達キャンパーにとっても大自然は必要不可欠なものであり、その恩恵を受けているという点も意外な共通点でした。

 

お酒の飲めないキャンパーと、バーテンダーと、ローズウォーター。

普通に考えたら一生交わることのない組み合わせですよね。

それでも、北條さんと浅岡さんが、僕達の想いに共感してくださったのは、キャンプという世界の懐の深さのお陰かなと思います。

 

その後、打ち合わせを重ね、ノンアルコールジン”NEMA”のラインナップのうち、過去に販売していた ”八ヶ岳テロワール” を、キャンプという非日常的な空間で体験してもらうために”LOG-GIN”として限定復刻。その売上の一部を八ヶ岳の自然保護のために寄付するプロジェクトとしてスタートすることになりました。

僕達のワガママなお願いから始まったプロジェクトでしたが、北條さん、浅岡さんのご協力により、とても意味のある取り組みになったと思います!

 

LOG GIN 

また、今回LOG-GINを作るに当たっては、LOGらしくデザインにも力を入れています。

キャンプでも家でも、特別感を味わえるよう細部までこだわり抜きました。

とっておきのお酒があるように、とっておきのノンアルコールジンがあったっていいはず。

お酒が好きな人、お酒が飲めない人、皆さんにとってのとっておきになるように。

 

LOG GIN

お酒が飲めない皆さんへ

その場の雰囲気に合わせるために仕方なくノンアルビールを飲んでいませんか?

焚き火を囲んでお酒を飲んでいる中、ペットボトル片手に、なんだか居場所がないような気がしていませんか?

旦那さんが美味しそうにお酒を飲んでいるのを見ながら、なんだか損した気分になっていませんか?

 

お酒が好きな皆さんへ

お酒を飲めない妊婦さんや奥さんに気を遣わず、自分だけお酒を飲んで楽しんでいませんか?

酔っ払ってしまって、大自然の素晴らしさや、空気の美味しさ、美味しい料理の味を忘れてしまっていませんか?

 

キャンパーの皆さんへ

いつもお世話になっている大自然に感謝を伝えませんか?

 

そんな皆さんへの僕達なりの提案が ”LOG-GIN” です。

 

ちなみに、LOGには丸太や記録という意味がありますが、LOG IN(ログイン)の語源も実はLOGから来ているそうです。

LOGに最初にログインするきっかけの商品という意味を込めて。

 

”LOG-GIN”

 

See you out there!!

 

Author : neru