WHERE ARE YOU GOING WITH FOLBOT? 03
那珂川ダウンリバー
LOGがプロモーションのサポートをさせていただいているアウトドアブランド「Folbot」のフォールディングカヤックに乗り、様々なロケーションでのカヤックの楽しみ方や魅力をお伝えしていく連載企画。
第三回は、栃木県と茨城県を跨いで流れる那珂川の中流で、川下りをしてきました。
スタート地点は栃木県の那須烏山市にある下野大橋、ここから約20kmほど下ったところにあるキャンプ場「オートキャンプ那珂川ステーション」を目指します。
スタート地点の河原の様子。4WDなどの悪路に強い車なら水際まで行けるため、荷物運びの負担が少なくて済みます。
砂地があり車種によってはスタックしてしまう可能性もあるので、普通車や車高が低い車は無理をしない方がいいでしょう。
河原に荷物を下ろしてカヤックを組み立て、出発の準備が整いました。長時間の川下りになるので、飲み物や行動食など、必要なものを忘れずにカヤックに積み込みます。
このポイントは単なる河原で、トイレなどの設備はないのでご注意ください。
そしていよいよ出発。
広々と開けた空の下を、のんびりと進む3艇のカヤック。
水深は浅めで、場所によっては川底が見えるところも。
川底の岩などに擦ってしまうと、船底が剥がれたり最悪破れてしまうこともあるので、川の様子をよく見ながら浅瀬に乗り上げないように注意しましょう。
また、河岸にはテトラポッドが設置されていたり橋脚などの障害物も多数。ぶつかってしまうとカヤックが破損して沈没してしまう恐れもあるので、近づきすぎないよう充分に距離を取りながら進みます。
離れたところから見ると、ただ上流から下流に向かって進んでいるだけのように見える川の流れ。実際にカヤックで漕いでみると、川には細かい流れがあり、その流れに乗って意図しない方向に流されてしまうこともあります。
徐々に河岸がせり上がって、渓谷のような雰囲気になってきました。
川幅が狭いところや、流れに勢いがあり白い波が立っているポイントにも何度か遭遇。
ただ、そこまで難易度が高いところは無いので、初心者でも安全に楽しめます。
途中、上陸できそうな河原があったので、休憩を兼ねて昼食タイム。
カヤックに積み込んでおいたタープを設営して、昼食の準備を進めます。
大人二人が乗れるサイズのカヤックなので、一人乗りの場合、カヤックの前後にタープやテントなどキャンプをするための道具一式はもちろん、たくさんの荷物を積むことが可能。
パドルから滴る水や波などがカヤックに入り込み、船底に水が溜まってしまうことがあるので、荷物は防水性が高い袋に入れるなどして、濡れないように気をつけましょう。
波の少ない湖と違って、川や海などでカヤックをする時は水がコックピットに入り込んでしまうことがよくあります。また波の状態よっては、転覆してしまい大量の水が入ってしまうこともあるかもしれません。船内に水が溜まっていると操舵性が極端に低下してしまうため、速やかに排出する必要があります。
そのような状況に備え、船底に溜まった水を排出するためのビルジポンプや、万が一の緊急時に役立つフローティングロープを必ず装備しておきましょう。
昼食を終えて、先のルートの確認をするFolbotチームの二人。
流れのある川は、湖と違って一旦進んでしまうと後戻りが困難です。事前のコースのチェックや確認が、非常に重要になります。ネットや書籍で様々な川のルートマップが掲載されているので、チェックしてみてください。
行程の1/3ほど進み、切り立った岩場を抜けて、また開けた見晴らしの良いポイントに出てきました。
流れに身を任せ、周囲の風景や川下りの魅力を肌で感じながらゆっくりと進んでいきます。
撮影などもしながら、出発から休憩を含めて約5時間ほどの川下り。
流れがあるとは言え、それだけ漕ぐと流石に腕や腰、お尻などに疲れが出てきます。
ゴールまでもう少し、あとひと踏ん張りです。
ほどなくして、ようやく今回のゴール地点、オートキャンプ那珂川ステーションに到着。
今回下った那珂川のルートは、多くの方がカヤックやカヌー、SUPなどを楽しんでいる川下りの名所。
危険なポイントもなく初心者でも無理なく下れて、 ほどよくエキサイティングな川下りの醍醐味も味わえるので、初めて川下りに挑戦する方にもおすすめなルートです。
Author : akt