neru mag vol.14「作れないもの」

neru design works

 

ども。

毎度不定期で、話題に一貫性のないネルマガです。

 

さて本日のお題は、”作れないモノ”。

キャンプ道具に関わらず、昔は日本で生産していたけど、今や作ることができなくなってしまったものはたくさんあります。

 

理由は様々ですが、結局のところ需要がないから作る人がいなくなる、ってことだと思うんです。

 

加えてもう一つは機械化。

手作りから機械化されたことによって、できなくなってしまったこともたくさんあります。

 

もちろん理由はそれだけではないのですが、何かを作りたいと思った時にやたらとこの壁にぶつかります。

 

”もう生産は全部中国になっちゃったから作れないよ”

”昔はできたけど職人さんがいないから無理だね”

 

という感じです。

 

アメリカなんかはモノづくりを自国に引き戻そうと必死ですが、日本は優れたモノづくりをいまだに流出させ続けてますからね。。

 

でも、失くしてしまうと戻せない類のモノづくりもあるわけです。

特に職人さんの技術。

そういった技術は絶対無くしちゃいけない。

 

そんな思いから、生産数が少ないと分かっている日本製の鉈や斧の刃を使って、モノづくりをしています。

 

そして、今もう一つ取り組んでいるのが、ホットサンドメーカー。

ホットサンドメーカーと職人の技術は関係ないだろう、と言われそうですが。。

 

Instagramにも何度か投稿したことがありますが、バウルーのホットサンドメーカーが好きで、愛用しています。

現行品ではなく、昔のバウルー。

 

ご存知の方もいると思いますが、現行品はテフロン加工されているんですが、昔のバウルーはアルミの磨き上げ。

あの質感がたまらなく好きなんです。

テフロンは確かに使いやすいですが劣化してしまうし、使い込んでいってもアジが出てくるようなモノではない。

 

そんな理由から、製造元にアルミの磨き上げで復刻できないのか問い合わせたのですが、もう昔の作り方で作れる職人がいないとの回答。

一つ一つ手作業で磨くより、機械化して生産する方が合理的なので仕方ないですよね。。

 

と、諦めきれず。

作れないなら、自分で作ろうと思ってから既に2年以上。

で、先日やっと手作業でも磨いてくれそうな職人さんと、出会うことができました。

 

まだ、これからなので最終的に請け負ってもらえるか分かりませんが、大量生産や安さを求めている訳ではないので、なんとかお願いしたいと思っています。

 

優れた技術の継承に貢献していくことも「neru design works」のコンセプトなので、意地でも実現させたいと思います。

 

ホットサンドメーカーの話も、進捗ありましたら続報としてお伝えしていきますので、宜しくお願いします。

 

で、最後に再販情報です。

刃の生産数量が少なくて、なかなか予約販売できないNata kezuru。

それほど数は多くありませんが、本日21時より予約販売を予定しています。

時間が多少前後するかもしれませんが、ご了承ください。

 

予約数はこれまでと同じくお一人様1点とさせていただき、他の商品と一緒にご注文された場合は、全ての商品が揃ってからの発送となります。

 

今回の予約枠の納期については3ヶ月〜6ヶ月を予定していますが、確約はできませんので、ご了承ください。

 

また、ご予約いただいた後、発送予定日を聞かれることが多いのですが、順次出来た分を受注順に発送するため、個別の納期回答が難しい状況です。

そのやりとりだけでも相当な時間を要しておりますので、気長にお待ちいただける方のみご予約いただけると助かります。

 

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LOGのオーナー、neruが手掛けている自身のブランド「neru design works」で不定期配信しているメールマガジン。

通称「ネルマガ」。

 

neru design worksのLOGへの統合に伴い、今後の「ネルマガ」はLOGのメールマガジンから配信していきます。

また、「過去のネルマガを見たい」というご要望をこれまでにたくさんいただいていたので、LOGのジャーナルでアーカイブとして順次公開していきます。

どうぞご覧ください。

 

Author : neru