neru mag vol.22「オリジナルテント Vol.3」
ども。毎度不定期で申し訳ありません、ネルマガです。
9月に入って少し暑さも和らいできましたね。
夜中にono kezuruやnata kezuruのレザーカバー作りをコツコツやってるわけですが、夏は本当に捗らないんですよ。。
そもそもクーラーに弱いので窓開けて扇風機なのですが、全然作業が進まない。。
最近やっと涼しくなってきたので、随分作業しやすくなってきました。
本気で少し涼しい場所に引っ越したい、今日この頃です。
さて、今日はテント話の続き。
テントどうなってるんだよ
というお声もちらほら聞こえますので、進捗をお伝えしますね。
写真のファーストサンプルの後、改善点を反映すべく、2度ほどサンプルを作成しました。
が、どうにも納得できない。
細かいところなのですが、一度組んだフレームワークを修正しないと問題は解決しなさそうです。
実は、このフレームワークを組み直すと生地のカットパターンなども全て変わるため、新しいテントをもう一つ作るのと同じくらい大変なんです。
工場の方はそれが分かっているので、当初はフレームワークの修正に後ろ向き
でしたが、最終的に”傑作を作るためにもう一回やろう”、と。
個人的にモノ作りをするにあたっては、このチームとしての一体感がとても重要だと思っています。
やらされてる感が出ちゃうと、それはモノ作りにも出てしまうんですよね。
このプロジェクトも、チームとしての一体感が出てきてワクワクしているところですが、ここまで来るのは正直なかなか大変でした(笑)
だって相手は日本人じゃないんですよ。
言葉通じない。
文化も違う。
ちょっとしたことでもなかなか伝わらない。
でも、そんな過程もモノ作りの醍醐味なんですけどね。
ちなみに、今回のテントは中国で生産します。
3、4年前に日本でテント作りをやろうと試みましたが、既に生産はほとんど海外に出てしまっていてノウハウ自体があまり残ってない。
もちろんミシンなどの設備はあるので縫ったりすることはできるけど、こちらが使いたい生地もポールも入手できるルートがない。
あちこち相談してみましたが諦めた経緯があります。
これって、日本の産業の縮図のような気もします。
モノ作りって一度無くなってしまうと、それを復活させることは本当に難しい。
neru design worksが、数が作れなくても斧や鉈の刃を日本の鍛冶屋さんにお願いしていること。
琺瑯の小皿を日本で作っていることは、そんな思いが根底にあります。
結局、モノ作りですから、作ってなんぼなんですよね。
たくさん作るからノウハウも蓄積されるし、技術も上がるんです。
仕事柄、その辺はここ10年特に痛感しています。
テントについて言えば、我々がキャンプ場で見かけるテントの多くは中国で生産されています。
あのブランドも、そのブランドも。
ひと昔前はmade in Chinaと言えば品質に難ありでしたが、今やテレビの多くは中国製。
ハードディスクだって中国製です。
いずれも過去、日本で生産していましたが、今はほとんど作られていません。
そして、日本で生産していた当時よりも高性能なモノが中国で作られています。
もちろん部品の多くが日本製だったり、という事実はあるにせよ、ノウハウや技術という面は、モノ作りの現場がある方が優位なのは明らかです。
そんな背景から、今回、中国でテント作りを進めています。
ノウハウと技術はしっかりしたものがあるので、その辺はご安心ください(笑)
かなり話が逸れましたが、ひとことで言うと”現在、ちょっとしたこだわりのためだけにフレームワークを微調整しています”、と言う話ですね(笑)
また、フレームもしっかりこだわって、DACポールを採用する予定です。
が、ポールの納期がやたらとかかる。。
年内に生産したいと思っていましたが到底無理そうなので、来春あたりを目標にスケジュールを再設定中です。
あまり書くとネタ切れしそうなので、今日はこの辺で。
あと再販情報です。
本日10時から明日の22時まで、BASEにて@tomoyan88 さんとのコラボ企画、#yanspoon竹と#yanfork竹を抽選販売します。
詳細はインスタグラムにpostしました。
琺瑯の小皿kozara12は、10月末〜11月初旬納品分まで販売終了しています。
本日より12月末納品分の予約販売を開始します。
neruの小さな野望プロジェクトにご協力ください(笑)
9月中にMAKIBASAMI、nata kezuru、鉄槌の予約販売を予定しています。
しばらく入荷のなかったPlateの販売も予定しています。
こちらはInstagramかネルマガにて別途詳細告知させていただきます。
台風の影響が出そうな週末ですが、九州地方の皆様に被害が出ないことを祈っております。
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LOGのオーナー、neruが手掛けている自身のブランド「neru design works」で不定期配信しているメールマガジン。
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Author : neru