neru mag vol.24「オリジナルテントVol.4」
発送やらなんやらかんやらで、またちょっと間が空いてしまいました。
久々のneruマガです。
今日はテントの続報です。
やっとここまで来ました…。
前の写真と一緒じゃねーかと言われそうですが、そんなことはない。
良く見て!
も分からない…ですね。
ここまで何回やり直したことか(涙
でも、その甲斐あって、やっと納得いくフォルムになりました!
"デザインは細部に宿る"
昔からか好きなフレーズですが、小さな細部の積み重ねがこそがデザインを作る。
と信じて頑張ってます(笑)
何はともあれ形はほぼ確定。
あとは細部を詰めていく作業です。
また細部かよと言われそうですが、モノ作りなんて、その繰り返しです。
下にスクロールしてもらうと、煙突ポートの写真があります。
実際に使ってみないことには、なんとも言えませんが、デザインは収まりよくばっちり。
もちろん、テント内での火の使用は推奨しません。
コットンだって燃えます。
でも、煙突ポート付けといて火の使用は推奨しないって矛盾してますよね。
煙突ポートつけちゃったら、火を使っていいってことになるんじゃないの?
だったら煙突ポートは認められないよねっていうのが、おそらく日本のメーカーの責任ある方々(責任を取らなきゃいけない方々)の判断だと思います。
で、キャンパーはどうするかというと、自己責任でテントに穴を開けて煙突を立てる(笑)
メーカーはリスク回避優先、というのは理解しますが、ちょっと内向き過ぎる気もします。
という訳で、neru design worksは、火の使用は推奨しませんが煙突ポートはつけます。
ハサミで切られるくらいなら、最初から穴開いてる方がいいですよね。
テント内で火を使う人は、自己責任でお願いします(笑
日本のメーカーは、特にこの辺が下手ですよね。
みんな横並びというか、どこ見てモノ作りしてるかイマイチ分からない。
リスク排除は必要だけど、全部排除した先に出来上がるモノなんて、無難過ぎて絶対おもしろくない。
今の日本からトンがったモノは出てこないんだろうな、とも思います。
そういう意味では、今テント開発に協力してくれている海外工場の面々も、コットンを使うことには、当初否定的でした。
理由は耐水性が低いから。
そりゃスペック上は耐水性能低いよね…。
雨降れば雨漏りはしないけど、ナイロンに比べたら雨が沁みてくるよね。
確かにごもっとも。
あなたが正しい。
でも、ナイロンテントで冬にキャンプしたら、結露すごいよ。
チェックアウトまでに乾かなくて困るんだよね。
日本で冬にキャンプしたことある?
薪ストーブ最高だけど、ナイロンテントは火に弱すぎてゆっくりくつろげないんだよ。
番人受けするモノ、マスマーケット向けのモノを作ることだけが正解じゃない。
こういうニッチな人達向けに、完璧ではなくてもいいから欲しいと思えるモノを作ることだって、立派なモノ作り。
面白くないモノは作りたくないと、粘って粘ってなんとか工場側を口説いたのも、今となっては、ちょっと懐かしい。
あとはコットン生地の選定がまだ終わってないので、ここが最後の山場になりそうです。
実はこれが一番面倒な話になりそうですが…。
今週、現地で生地以外の強度など、フィールドテストをしてくれているので、結果はまたメルマガにてご報告させていただきます。
続報楽しみにしていてください。
※特別に開発中の情報を記載していますので、転載や流用はご遠慮ください。
あと、今月は28、29日にfield styleが開催されます。
テントの試作品を展示できるかどうか微妙ですが、できたら持っていきたいところ。
ホットサンドメーカーも、試作品が間に合うかどうか微妙なところです。
また、今回少量ですが、鉈と斧のスペシャルverを販売しようと思います。
neruの気まぐれ企画でプレゼントしたアレです。
バタバタしていて、毎回十分に準備できずに当日を迎えてますが、今年こそ頑張ります!
ちなみに、展示会で販売しますという話をすると、予約している商品が届いていないのに、なぜ展示会で販売する在庫があるのか、とお叱りのメールをいただくことがあります。
しかしながら、実際は、年間計画として予めオンライン用とイベント用の生産数を決め、別管理しています。
決して、予約分から横流ししてイベントで販売している訳ではありませんので、誤解のないようお願いします。
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LOGのオーナー、neruが手掛けている自身のブランド「neru design works」で不定期配信しているメールマガジン。
通称「ネルマガ」。
neru design worksのLOGへの統合に伴い、今後の「ネルマガ」はLOGのメールマガジンから配信していきます。
また、「過去のネルマガを見たい」というご要望をこれまでにたくさんいただいていたので、LOGのジャーナルでアーカイブとして順次公開していきます。
どうぞご覧ください。
Author : neru