初心者でも絶景登山を楽しめるロープウェイ活用術

Text: SU
子供が小さいころは家族でキャンプや登山など頻繁に出かけていましたが、年を重ねるごとに学校行事や習い事で忙しくなり、家族揃って出かけることも少なくなってきた我が家。
先日、息子がキャンプで仲良くなった同学年の友人からの誘いを受け、久しぶりにキャンプ仲間の親子とともに登山へ行ってきました。
ロープウェイとリフトを使ってお気軽登山へ

今回は、息子の友人が初めての登山ということもあり、初心者向けの手軽に登れる山をチョイス。福島県と山形県にまたがる磐梯朝日国立公園に属する山のひとつ、西吾妻山へ行ってきました。
西吾妻山の登山コースは多彩で、ルートによっては往復7〜8時間かかるところもありますが、白布温泉から天元台ロープウェイと3台のリフトを乗り継いで行くルートなら、大幅に行程をカットできて初心者でもラクに登れます。
一丁前に、地図でこれから歩くルートを確認する子たち。10月中旬だったので冷え込む可能性もありましたが、とても天気がよかったため軽装で行くことができました。とは言え、山では天気が急変することもあるので、もちろんレインウェアや防寒着はしっかり持ってますよ。

駐車場に車を停めて、すぐ近くにあるロープウェイの乗車駅へ。ロープウェイとリフト全てを利用する往復のチケットは大人3,500円、小人2,500円なので2名で6,000円かかります。高速代や往復のガソリン代も含めるとなかなかの出費ですが、家族と一緒に過ごす時間はプライスレスということで。
日本百名山なので、それなりに人気はあるとは思うんですが、比較的マイナーな山なのか祝日でもロープウェイはそれほど混んでおらず、待つこともなくチケットを買って次の便にすぐ乗れました。
このロープウェイを使えば、わずか6分で430mも登ってくれます。

ロープウェイの次はリフト3機を乗り継いで、さらに510mアップして一気に1,820mまで。
息子は夏山でリフトに乗るのは初めてで最初は少し怖がってましたが、ほどなく慣れたようで楽しんでました。
3本目のリフトの終点からはいよいよ登山スタート。とはいえ山頂までは約1時間半なので、あっという間なんですけどね。
ロープウェイでアクセスできる山をおすすめする理由

樹林帯を30分ほど歩くと、最初の休憩ポイント「かもしか展望台」に到着。天気が良かったこともあり、リフトの山頂駅を降りたところからずっと雲海が見えています。
標高が低い山だと、いきなりこの景色はなかなか見れません。
初登山の友人くんもまだまだ余裕の表情です。

そこから少し進んだところにある、見晴らしの良い天元台高原。標高1,500m付近にある高層湿原で、池塘が点在する美しい景色が広がっています。
軽めのハイキングをするだけなら近場の里山などでも充分ですが、低山では味わえない高度感や眺望を楽しめる、というのがロープウェイを使うメリット。しかも夏場の低山は暑いので、涼しく歩けるというのも良いところですね。

天元台高原は木道が整備されていて、標高差も少ない歩きやすい散歩コース。
小さい頃は疲れて駄々をこねることもあったけど、小学校も高学年になると子供の方が元気なので、早いペースでグイグイ進んでいきます。
逆に大人の方がついていくのに精一杯で、後ろを歩きながらしみじみ成長を感じたりしつつ。

そうこうしているうちに、気づけば山頂の標識に到着。
どんな景色が待ってるかと思いきや、、、。
茂みに囲まれて眺望はゼロ。
狭くてゆっくり休むスペースすらなかったので、山頂標識の前で写真だけ撮ってそそくさと退散しました。

ちょっと戻ったところにある、見晴らしの良い天狗岩にて昼食タイム。
広くてスペースがあり、休憩や食事をしている多くの登山者で賑わっていました。山頂や周りの山々などの景色を見ながら休憩することができる絶景ポイントです。

ソロや大人だけで行く時は山頂でひと休みしたらすぐ下山することも多いですが、せっかくなので登山らしいことをしてのんびり過ごします。
家とは違って、山で食べるだけでただのカップ飯がご馳走になるんですよねぇ。

最後は見晴らしがいい岩に登って記念撮影。
いつまでこんな無邪気に写真に写ってくれることやら。

リフトで下っていると天候が急変して、あたりにはみるみる霧が、、、。
麓に着く頃にはすっかり身体が冷え切ってしまったので、そのままみんなで温泉へ向かいました。
行きも帰りもリフトに乗っている間は、息子と2人だけの時間。
普段なかなかじっくり話せない、学校でのことや最近始めたバスケのことなどを話したりしながら、貴重な時間を過ごすことができました。
来年はついに6年生になる二人。
まだついてきてくれるうちに、あと1〜2座ぐらいは登っておきたいな〜と。
親子登山におすすめな手軽に登れて見晴らしが良い山

僕がこれまでに娘や息子が未就学〜小学生の頃に一緒に登った、手軽に登れて景色も良い山をいくつか紹介します。
①那須岳(栃木県)
関東から行きやすく、個人的ファミリー登山向けイチオシの山。ロープウェイ駅から山頂まではゆっくりでも約1時間。アクセスの良さから人気が高く駐車場が混みやすいので、早朝到着は必須です。紅葉シーズンは夜中に満車になることも。
②筑波山(茨城県)
ケーブルカーを使えばほぼ山頂まで一気に行けますが、使わなくても2時間以内で登れます。
晴れていれば山頂からは関東平野が一望できて、見晴らしは抜群。
③大菩薩嶺(山梨県)
ロープウェイやリフトはありませんが、往復3〜4時間程度で回れる、関東で人気の百名山。稜線から見える富士山の景色は圧巻。
④岩木山(青森県)
青森県のシンボル的な山。8合目まで車で、9合目までリフトで行けるので体力に自身が無い方にもおすすめです。山頂は360度パノラマビューの絶景。
標高差や距離が控えめで、難所もあまりない比較的難易度が低いコースで、初心者の方や、家族で手軽なハイキングに行ってみたい、という方におすすめです。
手軽に登れると言っても標高はそれなりに高いし、ところどころ岩場などもあるので、防寒着や雨具、身体を動かすのに適した服装や靴はマスト。飲み物とサッとつまめる食料も忘れずに。
Special Thanks