ホンモノの野球帽「POTEN」
野球用語で”ポテンヒット”という言葉があります。
ふらふらと上空に打ち上がった打球が、内野手と外野手の間に落ちてヒットになること。
英語では『Texas Leagure’s hit』というそう。
これは内野手と外野手がお互い相手が捕るだろうと思って譲り合ってしまうことにより起こるようです。
野球に限らずそんなシーンはありますよね。
誰かがやってくれると思ってた、、
自分がやらなくても誰かが、、
とかコミュニケーションの不足や業務のフローの不明瞭により起こる。
仕事では明確なフロー構築や割り振りが必要ですが、
キャンプではフローなんてないからこそ、
誰かが、、より自分が!を心がけたいものです。
と、話が本題から逸れまくってしまいました。
POTEN
野球好きなGwynnの井口さん
ご自身のブランドには野球用語が語源になっていることもしばしば
今回紹介する”POTEN”もその一つ
お察しの通りポテンヒットからですね。
POTENはGwynnさんのブランド中でも帽子専門のブランドです。
岡山県総社市にあるシオジリ製帽とういうプロ、アマの野球帽を専門に製作している工場で作られています。
株式会社シオジリ製帽
1945年創業の野球帽専門の製帽会社。
常にお客様のニーズに応えられる会社でありたいをモットーに、1945年の創業以来ずっとチャレンジスピリットをもち、オンリーワンの技術やサービス、唯一無二の逸品を世に送り出し、シオジリ品質を支え続けています。
シオジリ製帽では、刺繍機をはじめ、全ての生産を自社内で賄うことで、必要なものを必要な時に必要なだけ生産することを実現させ、1つ1つの製品を一人ひとりの職人が魂を込めて作ることを貫いています。
ホンモノの野球帽をファッション業界へ
POTENは井口さんの想いが詰まったブランド。
シオジリ製帽は今まで多くの野球人を陰から支えてきた帽子工場で、今までプロ野球や大学、社会人などの名門野球部の帽子を作り続ける工場です。
長年プロ、アマのための野球帽しか作って来ませんでした。
野球好きの井口さんがその製法と帽子の美しさに惚れ込みどうしてもシオジリ製帽で帽子を作ってもらいたいと自ら直接社長さんに交渉しましたが、最初はお話しも聞いてもらえなかったそう。
何度も何度もお話をして、やっと訪問できることになり、いざ岡山へ
流石に直接会いに行ってお話しできたら、作ってもらえるだろう、、、
そんな気持ちで会いに行ったそうです。
結果は、『うちではできません』 とのこと。
正直、愕然としました、、と井口さん。
そこから数年後、Gwynnでメジャーリーグとのコラボなどもあり、野球との関わりがさらに濃くなった頃、シオジリ製帽から再度連絡をいただき、正式に受注できるようになったとのこと。
後からわかったことですが、最初にお会いしに行った時には、シオジリ製帽でも当時は生産体制が整っておらず、既存の納品を間に合わせるだけで手一杯で新しい受注を受けてしまうと双方に迷惑をかけてしまうかも、、と思っていたようです。
生産体制も整い、井口さんの活動も耳に届き、ご連絡いただけたようです。
POTENとのコラボ
LOGで帽子をやりたい。
しかも今までやってなかったような、どこにもないような、、
そんな想いを抱えていたところ、兼ねてからお付き合いのあった井口さんにPOTENとのコラボのお話しいただき、今回のコラボが生まれました。
POTENの特徴
8枚パネル
だいたいの帽子は6枚が標準ですが、POTENは8枚パネル
ハギの数が多くなると単純に作りが複雑になるので手間がかかりますが、その分カタチを綺麗に出すことができるので、シオジリ製帽では8枚パネルにこだわっています。
ステッチの数が多く、ピッチが細かいツバ
昔のベースボールキャップはツバに多くステッチを入れることにより強度を上げて、長く使えるようにしていたようです。
その名残からPOTENでは通常ツバに19本のステッチを入れていますが、別注の帽子には21本ものステッチが入っています。
現代では手間がかかることと、生産性を鑑みてステッチの数は少なくなってきました。
それでも帽子としては問題ないのですが、POTENは昔ながらの製法にこだわり続けています。
とにかく作りが丁寧で細部まで美しい
ツバの内側のロックや細部の仕上げがとても美しく、言葉では言い表せない高級感があります。
裏返してもらえばその美しさはわかるはず。
世界一丁寧な野球帽を作る工場だと思う。
と、井口さんは語ります。
LOG × POTEN
美しさが際立つようにLOGの刺繍はさりげなくシンプルに
素材もアウトドアにも合うように張り感のあるコットンナイロン
スベリ部分も生地にしてるので汚れたら丸洗いすることもできる
カーブバイザーにしているため、男女問わず幅広い方々に被ってもらえる
変化を楽しみながら長く愛用してもらいたい
そんな帽子です。
シンプルだからこそ、長く使えて愛着が湧く
ポテンヒットのようにお見合いすることなく
是非、我先に被りに行ってください。
Author : oicmp