釣り二刀流のはずが、イカ三昧

 

Text: 櫻井 卓

 

今回オサが旅先として選んだのは佐渡島。

佐渡といえば金山が有名ですが、豊かな海と山を擁し、最近ではアウトドア好きにも人気のエリアになっています。

LOG随一の釣りキチであるオサの目的は、当然釣りです。

「実は佐渡にもイワナが居るんですよ。今回はいつもの渓流釣りから発展させて、山と海の両方で釣りを楽しんで、釣った獲物をキャンプで味わう、という狙いでした」

 

 

釣りの二刀流。いや、キャンプを含めれば三刀流でしょうか。釣りをしない身からしても、とても魅力的な遊びです。今回はオサの釣りの師匠であるツヨちゃんも一緒という、最強の布陣でのぞみます。

新潟港まで車を走らせ、そのまま始発のフェリーで佐渡島へ。その後は佐渡一周線をグルッと反時計回りに走ってキャンプ場へと向かいます。実はこの佐渡一周線は日本一長い都道府県道。ドライブコースとしても最高で、トライアスロンの舞台にもなっている風光明媚な道路です。

 

 

到着したのは島の北端に位置する「二ツ亀キャンプ場」。

「ロケーションも最高でした。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星を獲得した二ツ亀という景勝地がすぐそこに見えて。併設したホテルで日帰り入浴もできますし、おすすめのキャンプ場です」

 

 

ここをベースキャンプにして、設営後はさっそく渓流へと向かいます。

「事前に釣り仲間から魚影が濃いであろうポイントを教えてもらっていて。石花川に向かいました。渓自体もとても美しくて、良い雰囲気でした」

 

 

一投目でツヨちゃんがフックアップするもバラし。オサにもアタリがきますが、食いついてくれません。そのまま釣り上がっていきますが、残念ながらタイムアップ。

「居るであろう場所に魚影がなかったということもあったんですが、移動中に広大な海をずっと見ていたんで、そっちに気持ちが引っ張られたというのもあって」

 

 

釣れないからと言って、キャンプの楽しみが減るということではありません。キャンプ地に戻ったオサたちは、パーティに突入です。クーラーボックスに入れてきた宮﨑牛を、これも車に積んできた七輪を使って焼いていく。もちろん、クーラーボックスの中には大量のビールも用意してあります。

「佐渡行ったら魚ばっかりになるから肉を持ってきたんですが、まさか初日でいっちゃうことになるとは……」

 

 

でも、これもフェリー島旅の良い所かもしれません。そのままマイカーで島に乗り込めるので、こうした贅沢品を大量に持ってくることができるんです。例えばカヤックや自転車なんかを持ち込んだら、また違った佐渡を満喫できそうです。

 

 

翌日はいよいよ海へ。渡し船で、沖磯へと渡ります。これがまた日本海らしいダイナミックな景観。ただ、この磯に取り残されるのちょっと怖くない!?

「いわゆる青モノ。対馬海流がダイレクトに当たる場所ということもあって、ヒラマサやブリ、ワラサなどを狙ったんですが、残念ながらそいつらはかかってくれなくて」

 

 

急きょ底釣りに切り替えた結果、釣れたのはキジハタとカサゴ。なかなかの大物ですし、どちらも市場に出れば超が付く高級魚。ただ、どちらも釣り上げたのは相棒のツヨちゃん。オサ、いまだボウズです。

「いやいや、ここからなんです。夕方まで磯でやって、その後近くの漁港でそこでファーストフィッシュが来ました」

 

 

フィッシュ、というかイカですね。でも、ただのイカではなくてアオリイカ。食材、という意味ではかなり優秀です。

 

 

この夜は、キャンプ場でカサゴを豪快に焼き、アオリイカを炙り、念願の“獲って食う”を達成。あれ? そういえば高級魚のキジハタは?

「いま、熟成中です。1週間くらい寝かせると美味しくなると言うことで、そろそろ食べ頃ですね」

 

 

2日目のキャンプ地は貸し切り状態。おおいにイカパーティを満喫して終了。本来だったら、2泊3日の予定だったのですが、ここに来て延泊決定。こういう自由さも旅っぽくて良いですよね。

 

 

3日目は、急きょ決めた延泊ということもあってキャンプ地難民に。いくつかキャンプ場をまわったが、休業や満サイトが続き、辿り着いたのが「赤亀・風島なぎさ公園」。ここを拠点に渓流にリベンジか! と思いきや、オサがすっかりイカ釣りにハマり、この日もイカ三昧。

「キャンプ場の目の前に防波堤があって、こりゃもう、イカだよねってことで」

 

 

急きょイカ祭りにシフトチェンジ。二刀流はどこいった? という気もしなくもないですが、その場に合わせて臨機応変にプラン変更していくのも旅の醍醐味ではあります。

「結局この日、2人合わせて10杯。この日のお酒のアテに困ることはありませんでした」

 

 

当初の目的とはだいぶ違いましたが、おおいに佐渡島釣り&キャンプ旅を満喫したオサ。次なる旅のプランは? と聞くと「再び佐渡」という答えが返ってきました。

「またすぐにでも行きたいです。今回は割と手探りだったんで、まだまだポテンシャルを秘めている場所だと思います。良いキャンプ場もたくさんありますし、新潟からフェリーで2時間ほどとアクセスも良い。アウトドア好きなら絶対に好きになる場所だと思います!」

次こそ、オサの釣り二刀流達成なるか!? 乞うご期待です。

 

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