WHERE ARE YOU GOING WITH FOLBOT? 04
日本屈指の透明度を誇る菅沼
LOGがプロモーションのサポートをさせていただいているアウトドアブランド「Folbot」のフォールディングカヤックに乗り、様々なロケーションでのカヤックの楽しみ方や魅力をお伝えしていく連載企画。
第四回で訪れたのは、日本屈指の透明度の高さを誇る菅沼。
群馬県利根郡片品村にある湖沼で、日光国立公園内ということもあり、山や森に囲まれた自然豊かな環境の中に位置しています。
菅沼の透明度は13.2mで、日本では五番目、本州では最も高い透明度を誇ります。
ちなみに日本で最も透明度が高いのは、北海道の摩周湖で28mもあるそう。
菅沼も以前は19mほどあったという話もありますが、金精道路の開通により周辺の山々の水が道路の側溝を通じて流れ込んだことで透明度が下がり、現在の13m前後で推移するようになったようです。
東から順に清水沼・弁天沼・北岐沼という3つの湖が連なっていますが、実際にはこれらは全てつながっていて、カヤックに乗ったまま行き来が可能。
全ての湖を合わせてもそれほど広くなく、清水沼の東端からカヤックで乗り入れて、ゆっくり進んでも1時間もあれば一周できます。
宙に浮いているかのような浮遊クルージングを楽しめる
湖水は曇っていると濃い青色に見えますが、陽が差すにつれて透明度が高くなっていきます。
陽が高くなり浅瀬の底に影が落ちると、透明度の高さゆえまるで宙に浮いているかのような感覚を覚えるほど。
湖底を泳いでいる魚や生き物の様子もはっきりと見ることができ、存分に自然を感じながらカヤッキングを楽しむことができます。
二つの沼を繋ぐ用水路は浅瀬になっているので、上空から見ると湖底の様子がくっきり。
日常生活ではなかなか見ることができない、ダイナミックな光景が広がっています。
朝日が輝く湖面を進む二艇のカヤック。
太陽が出ている時だけに味わえる特別な体験。菅沼を訪れる際は、ぜひ晴れの日を狙ってみてください。
陸の孤島「菅沼キャンプ村」
今回の撮影では、菅沼の東側にある「菅沼キャンプ村」を利用しました。
標高1700mで平地に比べて気温が10度以上低いので、しっかりとした寒さ対策が必要。
駅や高速道路から遠く、公共交通機関でのアクセスは不便なので、マイカーやレンタカーなど車での利用が無難です。
フィールドはフリーサイトで、20〜30組ほども入ればいっぱいになってしまいそうな、それほど広くはないサイトです。
陽が沈むと辺りは真っ暗になり、夜は林の中に獣の気配を感じながら過ごしました。
ちなみにサイトはオートキャンプではなく、荷物は200〜300mほど離れた駐車場からリヤカーで運び込みます。
けっこうな距離があるので、負担軽減のためできるだけ軽装で来ることをおすすめします。
いつもの調子でたくさんギアを持ってくると、苦労することになりますよ。
木漏れ日が差す林間から眺める菅沼。
本来は湖畔にテントを設営してキャンプをすることはできませんが、今回は撮影のために特別に許可を得て湖の間近にテントを設営させていただきました。
カヤックに乗らず、湖畔から湖を眺めるだけでも充分景色を楽しむことができます。
携帯電話の電波も届かない環境なので、のんびりと湖を眺めながら、デジタルデトックスしてみるのもいいのではないでしょうか。
菅沼では釣りをされている方も多く、またキャンプ場のすぐ近くには、百名山のひとつ「日光白根山」へと続く登山道もあり、登山者のベースとして利用されることも多いようです。
自然豊かな環境での様々なアクティビティの拠点として、ぜひ菅沼キャンプ村を訪れてみてください。
なお、紅葉が終わる10月下旬からGWぐらいまでは休業となりますのでご注意を。
菅沼キャンプ村
〒378-0414 群馬県利根郡片品村東小川4655−17
0278-58-2958
Author : akt