キャンプ歴40年の著者が提案するスパイス料理は、野外料理ともっとも相性のいいジャンルの一つだ。なぜなら、火口はほとんど一つ、工程がシンプル、微妙な火加減が必要なく、野外で感じるスパイスの刺激は何ものにも代え難い魅力があるから。
焚き火を見ながら自然の音や香りを感じ、自然と一体化したスパイス料理を楽しんでみれば、きっと新しい世界が見えてくるはず。
<著者・伊藤一城>
会社員生活を経て、20代後半で食をテーマに3年半で世界48か国を巡る。あらゆる料理の中でいちばん興味をひかれたスパイスをテーマに、自分の店を持つことを決意。
イタリア料理店、インド料理店、スリランカ料理店で経験を積む。2003年に東京・墨田区押上エリアにカレーとカフェの店「SPICE CAFE」をオープン。
また2021年には2号店となるスリランカ料理「HOPPERS(ホッパーズ)」を日本橋兜町にオープン。
本書ではキャンプ歴40年の実体験から生まれた、アウトドアならではのスパイス料理を披露している。